土方巽関連:シンポジウムと展示

9月30日から横浜で開催されている「大野一雄フェスティバル2011」に、土方巽アーカイヴから森下隆が参加しています。

http://www.kazuoohnodancestudio.com/japanese/perform/kof2011.html

シンポジウム 高井富子 形而情學を巡る旅 大野一雄土方巽を師として

去る5月28日、舞踏家高井富子さんが急逝しました。高井富子さんは、50年代に江口隆哉に入門し、その後大野一雄土方巽に師事し、60年代の歴史的作品「形而情學」に登場しました。90年代以降も海外公演を単身で行い、また大野一雄フェスティバルにも3度参加しています。舞踏の歴史を体現していたと言っても過言でない高井富子の半世紀あまりにわたる活動を振り返ります。

10月9日 (日) 14:00-15:30 新・港村ホール 

基調報告| 森下 隆(慶應義塾大学アート・センター)
コメンテーター| 合田成男(舞踊評論家)、 中嶋 夏(舞踏家)

シンポジウム ダンスアーカイブが存在する 実践家が語るアーカイブ運営

世界のあらゆるジャンルのダンス資料の宝庫である、ニューヨーク公共図書館舞踊部門から動画アーカイブ構築の専門学芸員ヤン・シュミット女史を迎え、ダンスアーカイブ運営の実際と、その現代的なアウトプットの課題について議論します。アーカイブ事業に関してのシンポジウムやワークショップなども予定。

10月21日(金) 19:30-21:00 新・港村ホール 

基調報告| Jan Schmidt (New York Public Library for the Performing Arts キュレーター)
司会| 森下隆 (慶應義塾大学アート・センター)
コメンテーター| 織田紘二 (国立劇場顧問)/手塚一郎(Video Information Center) 


展示 「ダンスアーカイブ

大野一雄舞踏研究所、慶應義塾大学アート・センター土方巽アーカイブ、PARC-国際舞台芸術交流センターがダンスアーカイブ素材を一同に会し、展示を行います。展示の他、アーカイブ事業に関してのシンポジウムやワークショップなども予定。

8月6日(土)〜11月6日(日)新・港村

展示作品
大野一雄「ラ・アルヘンチーナ頌」1977年初演(大野一雄舞踏研究所)
土方巽 「疱瘡譚」1972年 (慶應義塾大学アート・センター)
笠井 叡「エーテル宇宙誌」1978年 ( PARC-国際舞台芸術交流センター)